morineki プロジェクト
開発理念とエリアの解説
開発理念
ココロもカラダも幸せに暮らせる住宅地
多世代が交わり、四条畷駅から飯盛山にかけてのつながりを意識したデザイン性の高い住宅地域として、 ココロもカラダも幸せに暮らし続けられるエリアに再生する。
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若い世代の流入を図る
多様な住宅の供給・公営住宅
・エリア内の学生と地域住民が
暮らすシェアハウスなど -
地域資源を活かした居住地域
としての魅力創出・セントラルパーク、山を借景とした
豊かなランドスケープの形成
・健康や環境に配慮した住宅の整備 -
生活の質を高める利便施設の
誘致や場づくり・市内の他地域からの来訪意欲を
喚起させるビジネスの導入
・ハイカーや学生と交流を図る場づくり
morineki エリアについて
四条畷駅から飯盛山に向かう道を登り、権現川にかかる大正橋を渡ると、
そこには昭和40年代に建てられた市営の飯盛園第二住宅がありました。
高度経済成長期に多くの家庭を温かく見守ってきたこの団地エリアが、
まるで公園のなかに店舗や事務所、住宅が建っているかのような、新しいエリアへと再生します。
ここでは日常的に「住む人」「働く人」「憩う人」のさまざまなアクティビティが感じられ、
コミュニケーションが生まれる場となります。
飯盛山のそばで暮らしを営むことに愛着を持つ人たちの輪が広がっていくことを願っています。
事業概要
- 住所
- 大阪府大東市北条3丁目1-1
- 事業主
- 東心 株式会社
- 敷地面積
- 約7,850㎡(都市計画公園部分 約3,100㎡は除く )
- 延床面積
- 約5,270㎡
- 構造
- 木造 平屋~3階建て
- 総事業費
- 約16億円(都市計画公園の整備費は除く)
- オープン
- 2021年3月
事業スキーム
PPPエージェントである大東公民連携まちづくり事業株式会社(現、株式会社コーミン)が市のビジョンに基づき、テナントリーシングを行い、特定目的会社である東心株式会社が大東市とコーミンからの出資及び、金融機関からの融資で事業を実施します。建物は東心株式会社が所有し、大東市はその民間賃貸住宅を市営住宅として借り上げる他、公園・河川・周辺道路の整備を行います。
①住宅エリア〈もりねき住宅〉
中庭に面したポーチから引き戸を開けるとそこにはリビングがあります。訪れる人を迎え入れるようなつくりの木造の民間賃貸住宅(74戸)です。 ※当初は借り上げの市営住宅となります。
①公園エリア〈鎌池公園(もりねき広場)〉
もりねき広場は、自分らのスタイルで大切な人との豊かな時間を楽しむための、「環境の器」としてデザインされた芝生広場です。親水空間では権現川のきれいな水に触れることができます。
①民間事業エリア〈もりねきのみち〉
レストラン、アウトドアショップ、ベーカリー、アパレルショップなどが軒を連ねます。2階は株式会社ノースオブジェクトの本社事務所となり、ここで新たな事業やデザインが生まれます。
設計コンセプト
飯盛山の自然と権現川の清流にまもられた、大東市北条のmorineki。ここはかつて東高野街道の教照寺門前に形作られた農村集落。生駒の山並み、飯盛山の森に寄り添ういにしえの暮らしに思いを馳せ、木造低層の住宅群を木々が生い茂る川辺に配し、「もりねき広場」から始まり緩やかに蛇行しながら森にのびる「もりねきのみち」沿いには、人々が集い活気溢れる家並みを配した。
周辺環境
市道北条12号線
大正橋から東に延び、古くから地域の軸となっている道路。飯盛山の緑が目前に迫る。教照寺への参拝の道であった。
教照寺
地域の心の拠り所として親しまれている浄土真宗本願寺派の寺院。江戸時代後期に地域の人々の信仰道場として建立された。
飯盛山
生駒山系、標高314.3m。頂上まで約1時間のハイキングコースが整備されており、山頂からは大阪を一望できる。