北条まちづくりシンポジウム『公園のある豊かな暮らしを考える〜鎌池公園のリニューアルに向けて〜』を行いました。

 2018 年11 月22 日、大東市立市民会館(キラリエホール)にて、北条まちづくりプロジェクトの一環として「公園のある豊かな暮らしを考える ~鎌池公園のリニューアルに向けて~」と題したシンポジウムを開催しました。

このシンポジウムでは、鎌池公園のリニューアルを手掛ける3人のデザイナーを招き、建築、ランドスケープ、土木というそれぞれの専門の視点から「公園のある豊かな暮らし」とはどのようなものかを他市の事例等も踏まえながらお話いただきました。また、シンポジウム後半では、コーミン代表の入江も加わり、クロストークを行いました。コーミンでは、鎌池公園のリニューアルに向け、これからも地域の皆様とコミュニケーションをとりながら取り組みを進めていきます

 当日の様子を振り返ってみたいと思います。

オープンスペースの発想

大島氏 このまちを初めて訪れた時、飯盛山の緑や庭先の植栽等の日常生活の中の緑が豊かに感じました。このような日常の緑や権現川の水などを見つけたときは宝探しをしているようでした。これらの関係性を新しい住宅に生かしてこうとイメージをしていく中で、外との境界がものすごく大事になってくると感じました。そのため、リビングインという、玄関を開けるとリビングダイニングに繋がっているプランを考えました。リビングはお客さんを招き入れる空間で、一番外と近い空間であることから、外の人との関係性を生むことができる空間です。

十人十色な使い方のあるランドスケープデザイン

忽那氏 現況の桜等の資産を活かして、この公園では一つのお皿に色んな料理が盛られているように、様々な活動が緩やかにグラデーションしてつながっていくイメージを持っています。公園は決まった出入口がなく色々なところから様々な人がやってきます。その中で目に見えない領域性は確保しつつ、徐々に住宅の庭へとつながるよう設計しました。公園を使いこなしてる人自体が風景となり、じわじわとつながっていくようなランドスケープデザインとしています。

治める水から親しむ水、感じる水へ

八木氏 この地域周辺には綺麗な水が流れています。そのような潜在価値の高い資源を使いこなし共有していきたいと考えて設計を始めました。住道駅前のように水との歴史的関係が深い周辺地域内において、この場所のように水辺空間が開かれることはとても価値のあることだと思います。

泉氏 親水空間については最初は不可能ではないかと言われていましたが、協議を重ねることで徐々に実現の可能性が見えてきました。

新しい交流が起こるような運営方法について

忽那氏 生活が豊かになるべき場所ということを忘れず、北条ならではの運営方法を見つけてほしいと思っています。徐々に育てて作っていくルールが理想的ではないでしょうか。

入江氏 一言で言えば「ノールール、ハイ秩序」が理想的な状況です。最低限の安全を守るルールという意味で、市の条例等は当然遵守しつつも、ノースオブジェクトさん・ソトアソさんの目の届く公園であることを生かした、より豊かな日常生活を実現するための新しい管理方法を市と共に考えていきます。

大島氏 暮らしの場であることが大前提で、暮らしを楽しんでいることが大事です。誇りを持って暮らしている方々を見えるようにすることが大切だと感じています。日常生活の中でコミュニケーションが生まれるきっかけがあれば徐々に新しい関係性が生まれると思います。

実現に向けて

入江氏 今は特別なイベントを企画している訳ではなく、日常の暮らし、日常の活動が豊かな公園になることが望ましいと考えています。そういう公園の実現に向けて引き続き市と協議を進めていき、北条の公園の在り方について、皆さまに今後も見届けてほしいと思っています。

公園の新たな可能性が垣間見えた、クロストークでした。

 

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